早期リタイア3年生+n

早期リタイア3年生(+n)

ギリ40代でリタイアした元会社員。今は限りなく無職にちかいフリーライター。投資も少し。

ETFの手動買付は精神をゴリゴリ削られる

f:id:shinnox:20200328111804j:plain

 

 相場急落で昔の高コスト投信を売却、損益通算して低コストなETF(1655)を毎日買付するーー。こういった方針で銘柄のスイッチングを進めてきました。

 

 1655を選んだのは、投信よりもETFの方がコストが安く、リアルタイムに売買できるといったメリットがあるためです。

 

 

 でも、やめました

 

 投資信託emaxis slim先進国株式)の毎日積立に方針を変更しました。

 

ETFの毎日買付はしんどい

 

 最たる理由は「手間がかかりすぎる」。これに尽きます。

 

 東証ETFには自動買付の仕組みがないため、毎日ログインして価格を見て(見なくてもいいけど目に入る)、指値して(成行でもいいけど値が飛ぶのが怖い)、という作業が必要です。めんどい。

 

 

 相場があまり変動せず、右肩上がりなら我慢できたかもしれません。

 

 でも急落相場で、毎日のように下がり続ける価格を見ながら買い付けるのは、かなりタフな精神力が必要です。豆腐メンタルの僕の精神は、毎日ゴリゴリ削られました。

 

 見なきゃいいじゃんと思っても、買い付け時に金額が目に入ってくるわけです。マイナスが大きくなってくると、「お前の判断は間違っているぞ」「今日も間違っているぞ」「あんたバカァ?」と相場から人格を否定されてる気分になります。

 

 

 精神汚染が進む前に、こんな苦行とは縁を切ることにしました。

 

 スイッチングで戻した現金を、投信の毎日積立でチマチマと買い付けて、1年くらいかけて買い直していきます。 一括再投資する度胸もないしね。

 

結論

 

 鋼のメンタルなんていらない。自動処理してくれるプログラムがあればいい。*1

 


ブログ村に参加しています。よろしければ応援お願いいたします】

    ↓  ↓  ↓  ↓

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

*1:VTなどの海外ETFであれば毎日買付も可能です。ですがこちらはこちらで確定申告やドル転やら、何かと手間がかかるので見送りです。東証ETFに定期買付の仕組みがあれば利用してたでしょう

コロナ暴落で資産は順調に減少中

f:id:shinnox:20200319104317j:plain

 

 1ヶ月ぶりくらいのご無沙汰です。

 

 3月に入ってから、あれよあれよと言う間に相場が急落しています。コロナウイルスの影響がここまで出てくるとは思ってもみませんでした。

 

 ダウのサーキットブレーカーが何度も発動されるような状況で、資産は100万円単位で減っていくので正直つらいです。チャイナショックではレクサス1台分くらい吹っ飛びましたが、今回はポルシェ1台くらいが余裕で吹き飛びそうです。

 

 最初は10%くらいの下落で戻すかなと思って、米国S&P500に連動する東証ETFのIS S&P500(1655)などをちょっと買ったりしてみたのですが、それからさらに20%下げてしまいました。 マジつらい。

 

税金を払わずに高コスト投信を減らす

 他方で、2016年以降に買った一部の投信にマイナスが出てきたので、プラスの出ている旧高コスト投信*1とぶつけて損益通算してました。

 

 この作業により、コストの高い旧高コスト投信から低コスト投信やETFへ、税金を支払わずに乗り換えていきます。具体的にはこんな感じです。

 

emaxis slim先進国株を全部売却(損益マイナス60万円)

・TAM 外国株式インデックスeの一部を売却(60万円くらいプラスが出るように逆算して売却)

 

 プラスとマイナスが同額なら税金はかかりません。これで高コストな旧投信の持ち高を減らし、売買で戻ってきた現金で低コスト投信やETFを買い付ければ、税金ゼロで乗り換えが可能になります。*2

 

 本来なら売買の同日に、現金を一時的に引き出して、売買した代金分だけ新たに買付すべきです。ただ相場があまりに大きく上下するので、チキンハートな僕は前述の1655をチマチマと毎日買い付けています。

 

 個人的には、この不安定な相場はそんなに長く続くとは思っていません。なので、3ヶ月から半年くらいかけて買い直せばいいかな、くらいの気持ちです。

 


ブログ村に参加しています。よろしければ応援お願いいたします】

    ↓  ↓  ↓  ↓

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

*1:例えばTAM外国株インデックスeは、保有コストが0.55%と今となっては高い

*2:投資信託の売買は、海外株式では翌営業日の基準価額が適用されるので、プラマイをぴったり合わせられません。なので若干マイナスになるくらいにしておいて、後で微調整するのがよいと思います

セミリタイアに必要な資産額の求め方 子供なしなら5000万円リタイアも見えるが

f:id:shinnox:20200210120445j:plain


 たまーに「セミリタイア 5000万円」で検索して当ブログに到着する方がいるようです。その気持ちは本当によく分かります。僕も退職前の3カ月くらいは、似たようなキーワードで検索しまくってました。

 

shinnox.hatenablog.jp

 

 ですが、前提条件が違いすぎる上、ブログには書かれていない情報も多々あるのであまり参考にならないなというのが正直なところです。n=1かつ各種条件が明示されていないデータの集合は分析不可能なんですよ。

 

 なので僕は下記をリタイアの条件としました。

 

【前提条件】

  • リタイア年齢はほぼ50歳
  • 家族3人(妻と中学生の子供)
  • 妻は基本専業主婦(働くことを想定せず)
  • 子供は私立中学→公立高校→国公立大学(場合によっては院まで)を想定
  • リタイア後は基本働かない*1
  • 持ち家あり/ローンなし
  • 車あり*2

 

【リタイア条件】

  • 年間生活費は300万〜500万円
  • 65歳時点で金融資産を3000万円残す
  • 65歳以降は年金(ざっくり月15万〜20万円程度と想定)で基本生活費を賄う
  • 投資によるリターンは3%を見込むが計算上はゼロとする

 

子供なしなら50歳5000万円も見える

 上記で計算すると、50歳時点で7500万〜1億500万円の金融資産が必要になります。実際にはなかなかハードルの高い金額なので、どこかを削るなり少し働くなり、折り合いをつけてリタイアすることになります。

 

 自宅を保有していない場合、首都圏なら年間150万〜200万円くらい必要になるでしょうから2000万〜3000万円くらい上積みすべきでしょうね。

 

 また、我が家は一人っ子ですが、子供が増えれば生活費+教育費も変わります。ざっくりで1人あたり3000万円(22歳まで)くらい必要だと考えていればいいでしょう。*3

 

shinnox.hatenablog.jp

 

 お子さんのいないご家庭なら、5000万円でのリタイアが見えてきます。一人ならかなり現実的な数字に見えます。ここまで書いてみて、「なるほど、『セミリタイア 5000万円』の検索はそう外れてないんだな」と思いました。

 

投資利益を見込むと精神をやられる

 

 上記で「投資によるリターンは計算上ゼロする」としました。これは僕がチキンなためです。

 

 期待リターンは3%のポートフォリオを組んでいますが、それを前提にするとマイナスの年に精神をやられます。

 

 2018年の投資信託のリターンはマイナス12.79%でした。総資産でみれば半分のマイナス6.5%ほどですが、2年分の想定リターンを失った形です。長期的には戻ってくると信じて投資しているものの、収入がほとんどゼロの生活で大ダメージを食らうと、メンタル的に相当厳しくなると思われます。

 

 投資に関しては、期待はするけど期待しすぎない…くらいのスタンスでお付き合いしていきたいと思います*4

 

shinnox.hatenablog.jp


ブログ村に参加しています。よろしければ応援お願いいたします】

    ↓  ↓  ↓  ↓

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 ライフスタイルブログへ

*1:最初はライターとしてそこそこ働くつもりでしたが、ライター案件の安さに嫌気が差して大半をお断りしてます

*2:車好きですが、中古を自分で整備してるのでそんなに費用はかかってません

*3:大昔に書いた記事で、生活費が1600万円、教育費が1400万円くらいかかると試算しました。年間平均130万円くらいで、実際そんな感じで推移しています

*4:でも期待してるよ