たまーに「セミリタイア 5000万円」で検索して当ブログに到着する方がいるようです。その気持ちは本当によく分かります。僕も退職前の3カ月くらいは、似たようなキーワードで検索しまくってました。
ですが、前提条件が違いすぎる上、ブログには書かれていない情報も多々あるのであまり参考にならないなというのが正直なところです。n=1かつ各種条件が明示されていないデータの集合は分析不可能なんですよ。
なので僕は下記をリタイアの条件としました。
【前提条件】
- リタイア年齢はほぼ50歳
- 家族3人(妻と中学生の子供)
- 妻は基本専業主婦(働くことを想定せず)
- 子供は私立中学→公立高校→国公立大学(場合によっては院まで)を想定
- リタイア後は基本働かない*1
- 持ち家あり/ローンなし
- 車あり*2
【リタイア条件】
- 年間生活費は300万〜500万円
- 65歳時点で金融資産を3000万円残す
- 65歳以降は年金(ざっくり月15万〜20万円程度と想定)で基本生活費を賄う
- 投資によるリターンは3%を見込むが計算上はゼロとする
子供なしなら50歳5000万円も見える
上記で計算すると、50歳時点で7500万〜1億500万円の金融資産が必要になります。実際にはなかなかハードルの高い金額なので、どこかを削るなり少し働くなり、折り合いをつけてリタイアすることになります。
自宅を保有していない場合、首都圏なら年間150万〜200万円くらい必要になるでしょうから2000万〜3000万円くらい上積みすべきでしょうね。
また、我が家は一人っ子ですが、子供が増えれば生活費+教育費も変わります。ざっくりで1人あたり3000万円(22歳まで)くらい必要だと考えていればいいでしょう。*3
お子さんのいないご家庭なら、5000万円でのリタイアが見えてきます。一人ならかなり現実的な数字に見えます。ここまで書いてみて、「なるほど、『セミリタイア 5000万円』の検索はそう外れてないんだな」と思いました。
投資利益を見込むと精神をやられる
上記で「投資によるリターンは計算上ゼロする」としました。これは僕がチキンなためです。
期待リターンは3%のポートフォリオを組んでいますが、それを前提にするとマイナスの年に精神をやられます。
2018年の投資信託のリターンはマイナス12.79%でした。総資産でみれば半分のマイナス6.5%ほどですが、2年分の想定リターンを失った形です。長期的には戻ってくると信じて投資しているものの、収入がほとんどゼロの生活で大ダメージを食らうと、メンタル的に相当厳しくなると思われます。
投資に関しては、期待はするけど期待しすぎない…くらいのスタンスでお付き合いしていきたいと思います*4。
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