早期リタイア3年生+n

早期リタイア3年生(+n)

ギリ40代でリタイアした元会社員。今は限りなく無職にちかいフリーライター。投資も少し。

SBI証券の投信の一部を楽天証券に戻す キャンペーンで移管コストを吸収

保有投信の一部を楽天証券に移管することにしました。

メインのSBI証券から1000万円分ほどの投信を移します。

2口座を使い分け、節税と現金化の両方を実行します。

 

【使い分け】

SBI証券:節税のため、毎年80〜100万円ほどの益出しを行う

楽天証券:新NISAに備え、保有投信の一部を現金化する(数年内)

 

【理由】

特定口座における利益は、(1)源泉徴収20%(2)確定申告で他利益/控除と合算して申告ーーの2種類の処理方法があります。

 

これまで(2)の方法で控除を最大限生かし、利益の15%還付を受けてきました。

 

ただ今後、保有投信の一部を大きく切り崩そうとした際に問題が出ます。

同一の特定口座では上記(1)と(2)の処理を混在させられないためです。

そこで、SBI証券楽天証券の2口座を使ってこの問題をクリアします。

 

 

楽天の移管キャンペーンを使いコストを吸収】

 

投信を移管するに当たり、最大のネックは1銘柄あたり3300円もする手数料です。

 

SBI証券は他社からの移管手数料を事実上無料化しています。僕自身も以前、楽天の特定口座の銘柄をすべてSBI証券に引き上げています。

 

このときは新NISAの情報がなく、特定口座でチマチマ取り崩せばいいやと思っていたんですよね。住民税の申告不要制度も生きていたので、投信の益出しが今よりも容易だったことも理由の一つでした。

 

shinnox.hatenablog.jp

 

まあ、制度が変わるのは仕方ないです。それに応じて対策を考えるのみです。

 

楽天は投信の移管手数料を無料化していませんが、たまに移管キャンペーンを打っています。10月に入り、改めて調べてみたら、割と使いやすい移管キャンペーンを実施していました(2023/10/2〜2024/3/29)*1

 

 

www.rakuten-sec.co.jp

 

入庫金額に応じてポイントを付与するもので、1000万円超だと1万ポイントがもらえます。このポイントで投信の移管コスト(1銘柄あたり3300円)を吸収します。*2

 

なお、2024年6月末時点で、評価額≧入庫時の金額だと、プラス2万ポイントつきます。楽天で追加投資する気はありませんが、6月末時点で上記を簡単にクリアできそうだったらやるかもしれません。

 

今回は下記2銘柄を移管させました。

・三井住友DS-三井住友・DC新興国株式インデックスファンド

・One-たわらノーロード 先進国株式

 

SBI証券は、1銘柄の部分移管(一部口数だけ移管させる)ができないため、金額的に切りが良くなるよう上記を選びました。

 

SBI証券のサイトから移管依頼書をDLし、必要事項を事項を記入してポストに投函。Webでできるようにしてほしいものです(楽天は対応してる)。

 

 

【切り崩し&再投資イメージ】

 

現時点では手持ちの現預金があるので、これを使って新NISA(年360万円)を埋めていきます。

 

妻の分と子供の分は、贈与の範囲内(110万円)で対応します。

となると、年間580万円の現金を新NISAに投入することになります。

 

自分の新NISAは最短の5年で、妻の分は17年で満額1800万円とします。

子供の分は…大学を出て就職するまでか、その時の自分の資産状況次第で考えます。

 

当初はSBI証券の高コスト投信を年100万円ほど益出しします。楽天側は手を付けません。利益は特定口座ではなく、確定申告で処理して税金を可能な限り取り戻します。

 

手持ちの現金が不足してきたら、楽天証券の投信を解約し、適宜現金に充てます。この際の税金は源泉徴収の20%で処理し、確定申告しません。

 

10年くらいはこの方法でいけると思ってます。

ただ制度は変わるものなので、また状況に応じて運用を変えていくことになるでしょう。

 

理想を言えば、特定口座の3600万円分をそのまま新NISAにシフトしてくれればいいんですけどねー。財務省も証券会社も絶対に許してくれないってのは分かるけど w

 


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*1:ポイント還元は2024年7月下旬の予定。遅いなあ

*2:細かいことを言えば、SBI証券には投信マイレージがあり保有金額の0.0035%くらいがポイント還元されますが、楽天は改悪で投信を保持していてもポイント還元がありません。なので、できるだけSBI証券保有投信を寄せておきたいのです。1000万円だと年額3500円くらいなので、保有期間が長いとキャンペーンの還元額ではペイしなくなるのです