早期リタイア3年生+n

早期リタイア3年生(+n)

ギリ40代でリタイアした元会社員。今は限りなく無職にちかいフリーライター。投資も少し。

退職金は一括受け取りを選択。企業年金からの脱退届を書く

 最近は「辞める」という表現よりも「足抜け」という言葉を使いつつあるリタイア初心者、しんの(@shinnox2)です。

 

 会社から書類が届いたので何だろうと開けてみたら、退職金の受け取り方の選択書と、「裁定請求書」なるものが入っていました。そういえば先日メールが来ていたのをすっかり忘れていましたよ。こんな感じの書類(見本)です。

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 要は、企業年金をどうする? 一括でもらう? それとも年金にする? というお問い合わせであり、さっさと決めろやという最後通告みたいなもんです。

 

 うちの会社のいわゆる退職金は、一時金と企業年金を組み合わせたもの。企業年金としてもらう分を一括で受け取ることも、60歳以降に最長25年で受け取ることもできる仕組みです。たぶん企業年金を運営してるところは、似たようなパターンだと思います。

 

 退職前のヒマな時間を生かして、一括で受け取るべきか企業年金にするかを散々シミュレーションしました。一括で全額受け取るのと、一部を60歳から5年間年金として受け取るパターンで比較したところ、支払う税金はあまり変わらないという結果でした。

 

shinnox.hatenablog.jp

 

 最終的に、一括で全額を受け取ることにしました。今受け取っても将来受け取っても税額がさほど変わらないなら、現時点で受け取った方がリスクは小さいと思われました。

 

 というのも、

  • 将来的に社会保障費が上がる→税金が増える可能性がある
  • 退職控除の優遇措置がこのまま続くか分からない
  • 企業年金の運用は2%保証なので自分で運用した方がいい(はず)

 など、制度変更リスクや運用面でのメリットを勘案すると、先延ばしにする理由がありませんでした。

 

 「とっとと会社と縁を切りたい」という思いもありました。いま一気に片付けてしまったほうが精神的な負荷が減ります。仮にミスったな、と思っても今ならリカバリも聞きますが、60代になってからでは遅すぎるでしょう。

 

 脱退届には名前と連絡先と振込口座を書く程度で、記入にさほど時間はかかりません。ただ、この手の書類を書く度に「これでよかったのかなあ」という思いもよぎります。会社との繋がりを一つ一つ切っていく作業は、若干ブルーになるものなんですよ。なので勢いで書類を書き込んで、さっさと封をしてしまいました。

 

 あとは健康保険証や雇用関係の書類のやり取りが待っています。これは来月に会社から届くはずです。またいろいろ書類を書くと思うとブルーになりますが、さっさと終わらせて「足抜け」して、本格的なセミリタイア生活に突入したいと思います。