メイン口座として使っているSBI証券が、2019年7月20日からTポイントでの投信購入を可能にするとのこと。でもって、これまで独自に展開してきたSBIポイントは、今後Tポイントへと切り替えていくそうです。
個人的には Tポイントが大嫌いです。
なので今回の提携は控えめに言って最悪だ。
嬉しくない理由をそれっぽくまとめてみましたが、どうみても私怨だったのでTポイント好きな方はごめんなさい。
SBIポイントでの現金還元がNGになりそう
SBIポイントは、SBIソーシャルレンディングに登録すれば、10000ポイントを1.2倍の12000円で現金還元してくれます。Tポイント移行後、システム連携の煩雑さを考えると、この優遇措置は恐らくなくなります。Tポイントの還元率はSBIポイントと同等とのことなので、優遇措置がなくなれば単純に改悪となります。
そもそもSBIカードホルダーの優遇措置だったこの制度、SBIカード撤退で廃止するはずだったものを顧客の強い要望で延命していました。なので、Tポイントへ移行したら真っ先に廃止対象にするだろうと思っています。
Tポイント自体が落ち目
Tポイント自体も最近は落ち目です。5月31日、ヤフーはネット通販などのTポイント還元をペイペイボーナスに切り替えると発表。かねてより協力関係にあったファミリーマートも、Tポイントジャパンの株式をCCCに売却し、他社ポイント(dポイントと楽天ポイント)の導入やファミペイによる独自の顧客情報収集に乗り出しました。
Tポイントはこの状況を打破すべくSBIに秋波を送り、SBIはポイント投資を手がける楽天へ対抗するためにTポイントと組んだと考えられます。とはいえ、SBIが今手を組む相手はそこじゃないでしょう。組むべきは勢いのあるPayPayだったはず。かつてSBI証券の前身だったイー・トレード証券はヤフーと組んでいたわけだし…。
CCCに個人情報を渡したくない
CCCと組んでほしくないのは、CCCの体質が個人的にまったく信用できないからでもあります。CCCは令状なしに警察に個人情報を渡した前科があるのです。さらに、いったん集めた会員情報は何が何でも削除しない方針で、会員登録を抹消しても個人情報は消しません。個人情報を削除するには、郵送で書面を提出せよという非常に失礼な会社です。
Tカードは、第三者への個人情報の提供にあたり規約を改正、利用者が「自ら意思表示しない限り」第三者へ同意なくとも提供するとしました。この時にTカードを捨てようと退会手続きを進めたのだけど、まあ手間がかかることかかること。まさか自分の個人情報を削除するのに郵送しろと言われるとは思わなかったよ。6000万件余の個人情報を扱う企業としては対応が雑すぎます。*1
ということで、個人的にはTポイント経済圏に二度と入りたくないと思っています。願わくば、SBIグループがTポイントを見限って他社とも組んでもらいたいものですが、それが叶わないなら楽天グループに本格的に移行するかもしれません。*2
※191101追記:遺憾ながらTポイントの軍門に下ります。でもTカードは持たないよ。