遅まきながら、息子のジュニアNISA口座を開設しました。
2016年スタートのジュニアNISAですが、「子供が18歳まで引き出し不可」という制限があり、開設を見送ってきました。制度のメリットよりも、長期にわたり資金がロックされるデメリットの方が大きいと判断したためです。
こうした使いにくさもあり、ジュニアNISAの利用は低調で、2020年度の税制改正大綱において、2023年末での廃止が決定されました。同時に、2024年以降はいつでも引き出せるように制度が改正されました。
すっかり記憶から消えていたジュニアNISAですが、先日の日経新聞で駆け込みの口座開設が増えているとの報道があり、デメリットが消えたと知りました。
あと2年しか使えない制度ではあるものの、
- 80万円×2年=160万円の非課税投資枠は大きい
- 18歳以降は成人用NISA口座にロールオーバー可能いったん売却し再購入
- 資産の一部を子供に移転できる(贈与枠110万円以下)
- 手続きに必要な子供名義の口座とマイナンバーカードが手元にある
ということで、口座開設に踏み切りました。
未成年ならではの面倒さも
口座開設には、メイン証券口座として使っているSBI証券を選びました。
親がSBI証券口座を持っていると、手続きが多少簡便になるっぽいです。
同時にSBI銀行も開設しようと思ったら、未成年はWebで口座開設できない(15歳から開設可能だが、郵送になる)とのこと。面倒なので、既存のゆうちょ銀行の口座を使うことにしましたが、これはこれで面倒だったと分かりました(後述)。
資料請求から口座開設までの時系列は以下の通り。
4/26 資料請求
5/2頃 必要書類の返送
5/13頃 特定口座の開設(書類到着)
5/27 ジュニアNISA口座の開設(SBI証券のお知らせにて通知)
口座の開設案内が来たので、ジュニアNISA口座が使えるようになったと思っていたら、当初は特定口座だけなんですね。
そこから2週間待って、ようやくジュニアNISA口座が使えるようになりました。
面倒だったのは、証券口座の開設よりも銀行の手続きでした。
SBI銀行の口座開設を見送り、開設済みのゆうちょ銀行を使うことにしたのですが、「ゆうちょダイレクト」の利用手続きをしていなかったのです。
このままだと、
親口座→子供ゆうちょ銀行口座 の振り込みはできても、
子供ゆうちょ銀行口座→子供SBI証券口座 への即時入金ができません。
そこでゆうちょダイレクトの利用手続きに進んだわけですが、
- 利用に当たり登録電話番号へ電話またはSMSで認証コードを通知する
- 数年前に電話番号を変えたので使えない
- 郵便局のATMで登録電話番号を変更する
- 改めて認証コードを受け取る
- お客様番号の発行→利用可能になる
- ログイン時に「ゆうちょ認証アプリ」が必須になっている
- ゆうちょ認証アプリの利用にはマイナンバーカードと本人の顔での登録が必要(親が代わりに作業できない)
- 子供が帰ってくるまでじっと待つ
- やっと登録できたと思ったら、振り込み限度額が5万円
- ゆうちょダイレクトで変更できる上限は30万円、しかも数日かかる
- 上限変更は郵送で申請書を出す必要あり
- いい加減にしろとキレ気味になりつつ書類提出
- その間に上限30万円まで使えるようになったので、3日かけて80万円入金
- 1週間ほどでようやく限度額100万円に変更の連絡あり
と、かなり手間がかかりました。
これだったらSBI銀行の口座を郵送で開設したほうが早かったかもしれません。
さきほどemaxis slim先進国株を、80万円の非課税枠いっぱいまで購入するよう注文を出しておきました。チキンなので毎日積み立てで日数をかけて購入します。
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