Amazonプライムデーを眺めつつ、ノーバイ（No Buy）で乗り切ったセミリタイア初心者、しんの（@shinnox2）です。
リタイア生活は日常が極めて平坦になるので、意識的に外に出かけるようにしています。日々の買い物はちょっとしたイベントになりますので、妻と近くのスーパーや個人商店をうろうろするのが楽しいのです。
小さな買い物でも、あれこれ見ながら買うのは楽しいですよね。最近はキャベツが安くなったなー、とか、スイカがもう出てきたんだとか。よく使うお店が2〜3店舗あって、今日はどっちに行こうか決めるのも楽しい。つまり、選んで決めるというプロセスが楽しいんだなーと思ったりしてます。
健全な物欲が興味関心を抱かせる（はず）
普段はあまり無駄遣いしないようにしてるつもりですが、ネットを眺めていると物欲がムクムクと湧き上がってくることもあります。特にガジェット系は昔から大好きなのですよ。
今回のAmazonプライムデーでは、Fire HD 10タブレットが物欲の対象になりました。リビングに置いて、「アレクサ！ 今日の天気教えて！」ってやってみたくなったんです。Echo Showモードにして置いておけば、何か楽しそうじゃないですか。すぐそこに未来はあるんだ感を体験したいわけですよ。
いやいや待て、天気予報ならiPhone見れば分かるし、それこそ「ヘイSiri！」で事足りるじゃん？ タブレットいらないよね？ それに子供がずっとYoutube見っぱなしになるかもしれないから、今でもいろいろと制限かけてるのにどうすんの？等々の脳内の抵抗勢力を「うっさい黙れ、欲しい時が買い時なんじゃー！」と脳内のイケイケ派が強行突破にかかって大変でした。
まあ今回は結局、最後の最後で決め手にかけて見送ったわけですが、個人的にはこうした物欲が定期的に湧いてくるのが望ましい姿だと思っています。
物欲とはすなわち新しいものへの興味関心なのです。まだ見たことのない世界を体験しようという前向きなプロセスなのだと思うのですよ。20代から30代にかけては、特にITデバイスが猛烈な勢いで進化していて、勤め先も出版社だったので情報も大量に入ってきましたから、常にワクワク感と共にあったように思います。なので、いろいろ調べては新しいものに手を出し、使っては売ってを繰り返してきました。
興味を持てることすなわち、精神の若さだと思っています。見慣れたものから新しさを発見するには、常に変化に身をおいておかねばなりません。だから「あ、これ面白そう」と思える何かに反射的に飛びつける方が健全なんじゃないかなあ、と思うわけです。
もちろん、モノを手に入れるにはお金もかかります。思うがままに物欲を全開にしたら、家計が回らなくなります。ただ、イソップ童話の「酸っぱい葡萄」の逸話のように、手に入れる前から「あれはつまらないもの」と断じたくはないのです。なので、物欲をほどほどにキープして、「また、つまらないものを買ってしまった…」と某五右衛門のようにつぶやきながら、失敗を楽しんでいきたいなと思ったりしています。
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