税金の支払いで還元を受ける方法に、新しい手段が加わりました。ファミリーマートが展開するQRでコード決済サービス「ファミペイ」です。
結論から言えば、
- 7月に支払う税金があれば、ファミペイで支払った方がいい。2000〜3000円(10〜15%)が戻ってくる
- だけどそれ以降についてはnanacoが無難かもしれない
ファミペイは7月1日にスタートするQRコード決済サービスで、アプリのダウンロードは6月30日から。通常の還元率は0.5%だが、当初はキャンペーンで現金なら10%、ファミマTカードなら15%を還元します(7月1日〜31日)。
これまで税金の支払いでは、nanacoにクレカチャージして若干のポイント還元を受けるのが関の山だでした。僕が保有しているセブンカードの場合は0.5%です。
だが、ファミペイが当初10〜15%還元するというなら話は変わってきます。ちょうど7月に固定資産税を2万円支払うところだったので、ファミペイに登録して現金チャージして支払えば、2000円が戻ってくることになります。
チャージでの還元は7月のみ?
ファミペイのリリースを見る限り、チャージに対する還元は7月のみで、それ以降は「物販200円につき1ポイント」=還元率0.5%と読めます。他のPay系サービスでも、チャージ時点でポイントを付けるケースはないから、恐らくそういうことでしょう。ファミマTカード(クレカ)を持っていれば、何らかの還元はあるかもしれませんが。
とすると、8月以降の税金の支払いでは現金チャージしてもポイントが付かず、税金支払いでのポイント還元はないから、メリットはなさそう。むしろ、ファミマでしか使えない電子マネー残高の扱いに困る可能性があります。同系列のユニーやドンキホーテでの利用も想定しているようですが、汎用性としては他のPay系サービスよりに劣ります。
ということで、7月の固定資産税はFファミペイで支払うものの、それ以降の税金の支払い手段として使えるかは微妙。当面はnanacoをホールドしつつ、様子見しながら使い分けようと思います*1。
なお、記事を読むと送金アプリ「pring」との連携も考えているようで、それが実現すれば現金として手数料なしで銀行口座に戻せる可能性があります。*2