あくまで僕のケースということで。
早期リタイアを意識したのは、早期リタイアに関する記事を書いたことでした。とある家族を前提に、収支と資産から何歳でリタイアできるか?という内容です。
その時、「自分は何歳ならリタイアできるんだろう?」という疑問が湧きました。記事で使ったシミュレーションを自分に当てはめて計算し直して、50歳だとこのくらい、55歳だとこのくらい…という複数パターンをざっと組んで、その後は半分忘れていました。
その後、部署異動していろいろあって、ふとシミュレーションを見直してみたら「ギリギリだけど、もうちょっとで辞めても大丈夫かも?」と思うようになりました。
それを意識した後がキツかった。「いまの資産がこのくらいだから、あと少し働けば何とかなる?」とか、エリア88の某傭兵のようにカレンダーにバツをつける(つけてません)毎日です。特に2018年は相場が大きく変動したので、資産総額が減って凹んだり、今思えばちょっと病んでたかもしれません。
リタイアを意識してなければ、不平不満はありながらも仕事を続けていたでしょう。忙しいなと言いつつも、多忙な毎日にそこそこ満足していたのではないかと想像します。他方でリタイアを目標に据えてしまうと、目の前の仕事がただの消化試合に思えてきます。あと何回記事を書けば終わるのか、そんなことを考えてると、記事を書く面白さがなくなっていって、さらなる悪循環に陥るわけです。
私見ですが、資産形成の目標金額の8割〜9割が見えてきた頃が最も辛い。あとほんの少し、あと数年というゴールがものすごく遠くに思えるんです。まあ、結局はいろいろあって(笑)見切り発車で辞めちゃったんですけど。