早期リタイア3年生+n

早期リタイア3年生(+n)

ギリ40代でリタイアした元会社員。今は限りなく無職にちかいフリーライター。投資も少し。

保有投信銘柄のコストを整理してみる

 私がインデックス投資を始めた2011年当時は、SMT(旧STAM)や、eMaxis(Slimではない)などが低コスト投信として幅を利かせていたころです。以降、ニッセイやたわらノーロード、eMaxis Slimシリーズなどが登場し、信託報酬は大きく引き下げられてきました。いい時代になったものです。

 

 現在は月に1回、eMaxis Slim先進国、国内株式、新興国の3本を自動積み立てしています。いわゆる「ほったらかし」投資です。過去の投信は基本的にそのまま残してあり、現在保有している投信は下記のとおりです。*1

 

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 いやはや、当時は安いと思っていたSMT外国株式インデックスeや日本株式インデックスeも、こうしてみると高いですね…。SBI証券には、保有額によって一定のポイントを還元する「投信マイレージサービス」がありますので、多少は実質コストの低下に寄与しますが、もはやSlimシリーズ以外は買う気になれません。

 

 他方で、含み益が出ている場合は、保有している投信を売却して低コスト投信に乗り換えるのは、基本的にはお薦めしません。売却による税金(20%)をコスト差で取り返すためには、数年〜10数年を要するためです。*2

 

 なお、暴落時などには、利益の出ている以前の高コスト投信を売却して持ち高を減らし、含み損が出た低コスト投信を合わせて売却するのがよいです。利益と損失を同額(程度)にして、損益通算により税金を(ほぼ)ゼロにします。さらに、売却した分だけ低コスト投信を追加購入することで、コストゼロで高コスト投信から低コスト投信への切り替えが可能になります。

 

 かつてはiFreeシリーズなども保有したことがありますが、この手を使って増えすぎた銘柄を整理してきました。なお、利益と損失は正確に計算できないのですが、多少の誤差には目をつぶります。この方法を応用すれば、税金コストを支払わずにリバランスすることも可能です。

*1:時おり整理しないと…と思いつつ、面倒で放置していました。この記事を書くために改めて整理してみてコストの違いに驚いたりしています

*2:以前、セゾン投信を売却した際に計算しました。一般式化できるのかな?