早期リタイア3年生+n

早期リタイア3年生(+n)

ギリ40代でリタイアした元会社員。今は限りなく無職にちかいフリーライター。投資も少し。

無リスク資産の置き場所、個人向け国債か定期預金か

 無リスク資産の置き場所として、現在は(1)個人向け国債、(2)定期預金の2つを活用しています。比率は2:1くらい。今後は資金の流動性を上げるため、個人向け国債の比率を下げて、定期預金へと移していく計画です。

 

 超低金利の現在、少しでも利回りのいいところに資金を置いておきたいところですが、あまりよい商品は見当たりません。よく言われるように、個人向け国債(変動10年)は大和証券みずほ証券が定期的にキャッシュバックキャンペーンを打っており、これを使うと利回りは0.36%になります。一方で定期預金は、私が使っているSBIネット銀行ではキャンペーン金利でも0.2%くらいと、やや魅力に欠けるところです。

 

個人向け国債の利回りは0.36%だが使いにくい

 一昨年、重い腰を上げて大和証券みずほ証券の口座を開設し、先に手続きが済んだ大和証券で個人向け国債を購入しました。1年経過して解約し、その後、みずほ証券へ資金を移して個人向け国債を改めて購入し直しました。同じ証券会社でキャッシュバックキャンペーンの適用を再び受けるには、解約から1カ月待つ必要があるためです*1

 

 前述したように、キャッシュバックキャンペーンを使えば、個人向け国債の利回りは0.36%です。仮に100万円購入すれば3600円(実際には4000円が入金されますが、1カ月の待ち時間を考慮すると年利0.36%となる計算)です。

 

 一方、定期預金は、100万円を入金して金利0.2%だと、利子は1年で2000円。ここに2割の税金がかかって実際は1800円。つまり利回りは0.18%で、個人向け国債の半分ということになります。

 

 こうしてみると、定期預金より個人向け国債を選ぶべき!という結論になりそうですが、「購入から1年間は解約できない」という制約があるんですよね。仮に暴落が来て株式が「バーゲンセール」状態になっても、国債に入れた資金はロックされているため使えないわけです。一方の定期預金は、金利こそ劣るものの、好きなときに中途解約できるメリットがあります。

 

オリックス銀行の定期預金へ切り替える

 最近、個人向け国債の制約が地味にストレスになってきました。なので、今後は定期預金の比率を上げるべく、オリックス銀行のeダイレクト口座を開設しました。2019年5月現在のスーパー定期の金利は1年ものが0.20%で、SBIネット銀行のキャンペーン金利と肩を並べます。

 

 もう一つ、オリックス銀行には「2週間定期預金」があります。50万円以上の預入金額が必要ですが、金利は0.10%で、楽天銀行のマネーブリッジと同じ*2。 短期資金の置き場として使いやすそうです。他行あての振込手数料が月2回まで無料(3回目から432円)なので、普段は入れっぱなしで必要なときに引き出す、くらいの使い方なら問題ないでしょう。

 

 本当はメイン口座のSBI銀行の「SBIハイブリッド預金」に資金を置いておきたいところなんですよ。銀行を増やすと管理が面倒なので。かつてはSBIハイブリッド預金金利0.1%くらいの時代が長く続いていたのですが、2015年からズルズルと引き下げられて現在は0.01%と見る影もありません。

*1:ただ、実際には国債の購入申込み→購入までに若干のタイムラグがあるため、同じ証券会社を使っても良さそうな気がしている

*2:楽天証券を使っていればこっちを使っていたと思う