早期リタイア3年生+n

早期リタイア3年生(+n)

ギリ40代でリタイアした元会社員。今は限りなく無職にちかいフリーライター。投資も少し。

リタイアのきっかけは、自分の書いた記事

 早期リタイアのきっかけとなったのは、在職中に早期リタイアの記事を書いたことです。

 

 ある家族の早期リタイアプランを検証した際に、自分のケースに当てはめて計算してみました。プランの数字が妥当かどうかをチェックするためです。その際に、どのくらい資産が積み上がればリタイアできるのか、何となくわかってきました。

 

 もっとも、その時はリタイアする気などさらさらなく、「へー、50代半ばならアリかも?」くらいにしか考えていませんでした。取材は好きでしたし、記事を書くのは楽しかったですしね。

 

 その後、別の編集部に異動することになります。扱うジャンルが異なると、知識も人脈もイチから作り直しです。これまでに何度も経験したことですが、今回は非常に強いストレスを感じました。

 

 その理由の最たるものは、裁量のなさだったと思います。部内で処理しなければならない仕事が増え、取材時間が取れず、結果として人脈が作れず、企画を考案できないという悪循環に陥りました。リソースの再配分については編集長とも相談しましたが、私から見ると属人的・場当たり的な解決策でしかなく、結果としてうまく機能しませんでした。

 

 記者として十分な時間が確保できず、これから改善の見込みもなさそうであること、また、別の部署に異動しても似たような状況が生じる可能性があることを考えて、その結果がリタイアという選択肢でした。正直なところ、資金的にはあと2年ほど働いてからのリタイアがベストでしたが、モチベーションがゼロに下がった状態で、ハードワークである記者の仕事をこなすのは難しいと判断しました。

 

 冒頭の早期リタイアの記事を書く際に、自分のライフプランをExcelにまとめて、50歳、52歳、55歳…など複数のパターンでリタイアした際の資産状況をシミュレーションしていました。直近のリタイア計画では、子供が大学を出るまでの年間支出を360万〜400万円、別に教育費として1000万円を想定しました。老後の生活費をどう想定するかにもよりますが、資産運用による複利効果と、若干の労働によって乗り切れそうと判断しました。それが正しいかどうかは、今後の生活を通じて検証することになります。