早期リタイア3年生+n

早期リタイア3年生(+n)

ギリ40代でリタイアした元会社員。今は限りなく無職にちかいフリーライター。投資も少し。

プチ贈与で節税する 妻の基礎控除枠使って最大8.6万円を還付

 毎年、1月1日に妻と息子に110万円を贈与しています。

 贈与した資金はそのままNISAに横スライドし、家族全体で個々のNISA枠を早く埋めていく方針です。

 

 今年は妻への贈与110万円の一部を、投信のプチ贈与で行いました。

 金額にして50万円くらいの贈与ですが、8万円ほど節税できます。

 

【仕組み】

・妻の基礎控除(住民税43万円←こっちが目安)枠を使って益出しする

・売却益がおおよそ40万円になるよう逆算して投信を贈与(今回は約50万円分)

・コストの高い投信(三井住友TAM-外国株式インデックスe)から贈与

 

 この方法のメリットは、(1)手持ちの現金を使わずに済む、(2)余っている妻の控除枠を活用できる、の2点です。

 

 現金で贈与を続けると、いずれ手持ち資金が不足し投信を取り崩すことになります。自分の控除枠は毎年使い切ってしまいますし、これ以上控除枠を増やせそうにありません。

 贈与を使えば余った妻の控除枠を活用できるので、+43万円の取り崩しが可能になります。金額で言えば、最大8.6万円の節税が見込めます。

 

 実際には安全マージンを見て40万円の益出し=8万円の還付を狙います。

 本日、移管が終わったようなので売却注文を出しました。

 利益が確定したら、後日、追加で現金を(110万円ー利益額)=だいたい70万円を改めて贈与するつもりです。

 

【投信の贈与 ≒ 投信の移管】

 

 投信の贈与は、「異名義間での投信の移管」を使って贈与を行うものです。

 今回は、自分と妻の両方が利用しているSBI証券での贈与を行いました。

site2.sbisec.co.jp

 

 手続きとしては、必要書類を電話で取り寄せて必要事項を記入、それぞれの登録印を押してSBI証券に返送するだけ。だいたい10営業日ほどで移管が終わります。

 

 実際に作成したのは、

・贈与移管依頼書 兼 委任状:証券口座情報、贈与する投信などの情報を記入

・贈与契約書2通

 で、贈与移管依頼書兼委任状と贈与契約書のコピーを郵送します。

 それぞれが自署し、SBI証券の届出印を押す必要があります。

 

 なお、届出印がない場合(2015年7月3日以降に口座を開設した人)は実印+印鑑証明が必要になるっぽいです。息子にも同じ方法で贈与しようとしたら、届出印がないので実印が必要となりますが、まだ実印を作っていないので実行不可となりました。

 

 1月7日頃に書類を郵送し、20日に移管が終わりました。

 2週間あれば手続きが終わるようですね。

 

 注意点としては、投信の一部を贈与する場合、贈与(移管)先=妻の証券口座に、贈与する投信が存在しないこと(今回はTAM外国株式インデックスeが妻の口座に存在しないこと)。

 

 

 なお、贈与金額は、贈与によって財産を所得した日の最終価格によって評価する、つまり本日の基準価額で評価されるようです。本日売却注文を出したので、約定した際の基準価額を使うのかなと思っていますが、後で改めて確認したいと思います。

 

追記:移管には1銘柄につき手数料3300円が必要になります。

 

 


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