早期リタイア3年生+n

早期リタイア3年生(+n)

ギリ40代でリタイアした元会社員。今は限りなく無職にちかいフリーライター。投資も少し。

メルペイはメルカリの「オマケ」機能 残高はモバイルSuicaで使い切る

 Pay系サービスへの思いを語るシリーズ第3段。一気に書き切るのを諦めて、サービスごとに分割して書くことにしました。

 

 各サービスの特徴とか知りたい人は、ググって別サイトを読んだ方がいいです。アフィリエイトの達人たちが「まだ現金で消耗してるの?」と、懇切丁寧に解説してくれます。やかましいわ。

 

 僕には、Pay系サービスはせいぜい1つか2つあれば十分なので、試してイマイチなものはさっさと縁を切る方針です。キャンペーンで還元率が高いサービスも多々ありますが、ユーザーが一定数に達したら徐々に通常運転に戻すはず。その時に、中途半端な残高が残っていると面倒なので、常に逃げ道を考えています。

 

 今回はメルペイ。キャンペーン期間は50%還元、コンビニでiD決済した時は70%還元と、その大盤振る舞いっぷりに惹かれて使ってみました。第一印象は「メルカリを使わせるための呼び水」でした。

 

メルカリのためのサービスで決済機能はオマケ

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 メルペイって、「メルカリの売上金をリアル店舗でも使える」が基本コンセプトなんですよね。なので、独立したアプリはなく、メルカリアプリを立ち上げて、「メルペイ」をタップして使う仕組みになっています。そういう意味ではLINE Payに近いかもしれません(あちらは後から独立したアプリを出しましたが、インタフェースがお粗末すぎてお話になりません)。

 

 それはさておき、既存アプリの一機能として実装した結果、QRコードを出すにはひと手間かかります。なので使い勝手はイマイチですし、いちいちどうでもいい商品画像を見せつけられるのも微妙にイラッとします。

 

 ただしメルペイは、ドコモのiD決済に対応しているので、iPhone7以降もしくはおサイフケータイ対応のAndroidスマホであればQRコードを表示させずに、非接触で決済できます。*1 ただし残高確認にはメルカリアプリを立ち上げないとダメなので、やっぱりイラッとします。

 

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 こうした設計思想から、メルカリは「売上金をリアル店舗でも使えれば便利だろう」というコンセプトに基づいてメルペイを立ち上げたんだろうと推測します。要は、メルカリユーザー向けのオマケ的なサービスなんでしょう。最初からQRコード決済市場を取りに来たPayPayとは、そもそものスタート地点が違います。

 

 メルペイは送金機能も有していません。QR決済サービスではほぼ当たり前の機能を省いたのも、あくまでメルカリの補助的サービスという意図が見え隠れします。

 

 利用時の還元率も、通常は「ゼロ」です。キャンペーンでの還元率こそ目を見張るものがありましたが、普段使いするメリットは薄そうです。メルカリユーザーであれば、売上金を現金に戻すことなく(=200円の振込手数料を発生させず)リアル店舗で使えていいのかもしれません。

 

メルペイ残高はモバイルSuicaに「出金」

 

 それでもメルペイはまだ良心的だな、と思っています。LINE Payの「マイカラー」や「LINE Payボーナス」「同ポイント」のような複雑な仕組みがないので、使い方に頭を悩ませる必要がありません。

 

shinnox.hatenablog.jp

 メルペイは残高を使い切りやすいというメリットもあります。銀行口座への出金には手数料200円がかかるのでイマイチですが、Apple Payに対応したiPhone7以降であれば、残高をモバイルSuicaにチャージできます。AndroidFelica対応端末であれば、GooglePay経由で同じことができるそうです。やったことないから知らんけど。

 

 期間限定ポイントもチャージできるので、非常に使い勝手がよろしいですね。僕はこの手を使って、メルペイ残高はさっさとSuicaに入れてしまいました。LINE Payもバーチャルカードの番号を使ってモバイルSuicaにチャージできますが、LINE PayポイントやLINE Payボーナスが使えるのかどうかイマイチ分からないんで放置してます。

 

*1:メルペイのCM動画もよく見たら全部iDでの決済だったから、QRはあまり使われないと想定してるのかもしれない。